一括質疑を行います。
5 ◯新井委員
まず、議案第58号についてお尋ねしたいと思います。この現場を確認させていただいたのですけれども、この図面番号2を見てもよくわからないといいますか、もう少し詳しく現状をご説明いただくことは可能ですか。ループになっているのも全部確認させていただいたのですが、その辺も含めてご説明いただけるとありがたいです。
6
◯道路管理課長
G-472の全体延長465メートルのうち、橋梁部が61.65メートルありまして、あとトンネルになっている部分、ボックスカルバートで施工されている部分は延長が73.5メートルでございます。
道路形状をループ状にしているということですけれども、図面番号2の市道
路線認定図をごらんいただきながら説明させていただきます。G-472につきましては、国道129号を橋でまたいでいるような状況でございます。東側の交差点、図面でいいますと起点側交差点、二重丸の部分ですけれども、そこまでの距離が余りないとか、図面にはあらわれておりませんが、ループの外側の新東名高速道路厚木南インターチェンジの接続道路、ランプと交差しないようにループにして、縦断を下げまして、ランプを下越しするような構造になっております。そういう形でボックスカルバートでトンネル状になっております。インターチェンジのランプの内側の敷地を利用して、G-472をループ状にして、接続道路の下を通って、東側の交差点と平面交差するような構造で施工しております。ループにつきましては、距離も短いので、縦断勾配を緩やかにする目的もございます。
7 ◯新井委員
市道ということもあったので、どういう市道で、ループがどうなのかを確認したかったのです。今ご説明のとおりなんですけれども、新東名高速道路の入り口も本当に近くにあって、そこと一体となった市道ということですが、新東名高速道路をおりてきた車と合流するわけですが、その辺の管理上の問題というか、安全上の問題はいかがでしょう。
8
◯道路管理課長
今回認定させていただくG-472と新東名高速道路のランプの部分の構造は、複雑に絡み合っているような状況ですけれども、実際には交差はしませんので、同じところを車が通るようなことはありません。市道とランプは別物と考えていただいて結構だと思います。
9 ◯新井委員
交差したりはないのですけれども、たしか段差があるのですか、同じ平面上をループを共有しながらトンネルで抜けて、そして市道がつながっていくということで、国と安全管理の話で特に問題はなかったのでしょうか。
10
◯国県道調整担当課長
安全上の話につきましては、このループの外側にガードレールを設置します。このガードレールが一般のガードレールと違いまして、ガードレールの下側と上側に別のフェンスをつけて、外に行かない形に区切ってありますので、構造上は市道部分と外側のランプ部分の道路とは分かれるような形をとっております。
11 ◯名切委員
ここはもともと認定道路だと思うのですけれども、今回新たに認定したら取り扱いはどうなるのか、ご説明をお願いいたします。
12
◯道路管理課長
現在、この部分につきましては、国道129号を挟みまして、西側にG-60、東側にG-61という
路線認定をされております。今回については新規の認定ということで、G-472ということで、西側と東側を直接結んだ道路認定ということで上程させていただいております。そういう重複部分につきましては、国道129号戸田交差点立体化整備事業、もしくは新東名高速道路事業に伴いまして、今までも13路線ほど道路認定させていただきましたが、今後、周辺全ての機能補償道路の工事が終わりまして、移管手続等が終わりましたら、既存市道を整理するため、路線の廃止や再認定等を行う予定となっております。
13 ◯新井委員
議案第59号に移らせていただきます。
これも現場を確認させていただきました。既に相当数の方々が住まわれて、生活されているのも見たのですが、その中で、初歩的なことなのですが1点は、全部行きどまりですが市道で抜くことはできなかったのでしょうか。
14
◯開発審査課長
今、新井委員がおっしゃられたように、理想は通り抜けの道路だと思います。しかし、施設の配置上、事業者の計画上、あと東側が既に宅地利用がされていて、通り抜けはできませんでした。最初にお見えになったときに、通り抜けできませんかというご指導は差し上げますが、実際このような計画になった次第でございます。
15 ◯新井委員
それを受けて現場を見させていただく中で、転回部分があるのですけれども、今入っているところも、今開発されてこれから入ってくるだろうところも、同じつくりでできています。1期目といいますか、もう既に入っている部分の道路も同じですので、その転回部分とか出入りで、特に問題があるという情報はないですか。
16
◯開発審査課長
今お話があったように、南側は既に開発工事が終わりまして、もう検査済のほうも切っておりますけれども、そちらについて新しい情報は何も入っていない状況です。理想的には、両方ありましたのでつなげられればと思ったのですけれども、既に販売されてしまっている状況もあり、お願いはしたのですが、できなかったという次第です。
17 ◯井上(敏)委員長
ほかになければ質疑を終結いたします。
討論に入ります。──別になければ討論を終結いたします。
ここで採決方法確認のため、暫時休憩いたします。
午前9時12分 休憩
───────────
午前9時12分 開議
18 ◯井上(敏)委員長
再開いたします。
これより日程1 議案第58号 市道路線の認定について及び日程2 議案第59号 市道路線の認定についての2件を一括して採決いたします。
議案第58号、議案第59号採決───起立全員で原案のとおり可決
日程3 議案第60号 平成29年度厚木市一般会計補正予算(第4号)〔所管科目〕
19 ◯井上(敏)委員長
日程3 議案第60号 平成29年度厚木市一般会計補正予算(第4号)所管科目を議題といたします。
提案者の説明を願います。
20
◯財政課長
ただいま議題となりました議案第60号 平成29年度厚木市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会所管科目につきましてご説明申し上げます。
一般会計補正予算に関する説明書の12ページ、13ページをお開き願います。歳入からご説明申し上げます。
初めに、国庫支出金でございます。2つ目の土木費国庫補助金の空き家利活用推進事業費補助金につきましては、空き家所有者情報を活用するモデル事業として採択されたことに伴い受け入れるものでございます。
次に、市債でございます。下段の土木債の道路新設改良事業債につきましては、歳出事業のスマートインターチェンジ整備用地取得事業費及び道路維持補修事業費に活用するため増額するものでございます。
次の公園整備事業債につきましては、歳出事業の公園緑地維持補修事業費及び荻野運動公園スポーツ施設リニューアル事業費に活用するため増額するものでございます。
続きまして、歳出につきましてご説明申し上げます。
2枚おめくりいただき、16ページ、17ページをお開き願います。中段よりやや下の土木費でございます。土木総務費の道路施設維持管理事業費につきましては、巨木化した街路樹の剪定及び伐採を行うため増額するものでございます。
次に、道路新設改良費のスマートインターチェンジ整備用地取得事業費につきましては、スマートインターチェンジ整備に伴う事業用地を取得するため増額するものでございます。
次に、道路維持費の道路維持補修事業費につきましては、舗装損傷箇所復旧工事及び市道厚木環状3号線ほか10カ所の補修を行うため増額するものでございます。
次に、都市計画総務費の公共用地取得事業特別会計繰出金につきましては、厚木環状2号線用地取得事業において、継続費の年割額を増額することに伴い、対応する事務費等の経費を繰り出すため増額するものでございます。
1枚おめくりいただき、18ページ、19ページをお開き願います。上段の公園緑地費の公園緑地維持管理事業費につきましては、公園内の排水溝等のしゅんせつを行うため増額するものでございます。
次の公園緑地維持補修事業費につきましては、老朽化した遊具等の修繕を前倒しして実施するため増額するものでございます。
次に、運動公園費の荻野運動公園スポーツ施設リニューアル事業費につきましては、荻野運動公園テニスコートの人工芝の張りかえ等を前倒しして実施するため増額するものでございます。
次に、住宅管理費の空き家利活用推進事業費につきましては、国庫補助金を活用し、民間事業者と連携して空き家の所有者情報を活用するモデル事業を実施するため措置するものでございます。
続きまして、地方債につきましてご説明申し上げますので、4ページ、5ページにお戻りください。第3表の地方債補正の変更でございますが、3つ目の道路新設改良事業につきましてはスマートインターチェンジ整備用地取得事業費及び道路維持補修事業費に、次の公園整備事業につきましては公園緑地維持補修事業費及び荻野運動公園スポーツ施設リニューアル事業費に活用することに伴い、借入限度額を増額するため、変更するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審査くださるようお願い申し上げます。
21 ◯井上(敏)委員長
質疑を行います。
22 ◯新井委員
13ページの住宅費補助金の空き家利活用のモデル事業について、もう少し詳しくご説明いただけますか。
23
◯住宅課長
国土交通省が民間事業者と連携して空き家所有者の情報をということで、ことし2月に計画ができて、3月に関係団体と協定を結び、4月以降、協定団体の皆さんと協議した中で進めてきております。5月に1次募集があったのですが、その結果、厚木市で行っている空き家対策に合致するので2次募集をしたということで、7月31日に採択を受けたのが全国で3市区町ありまして、全体で10市区町がこのモデル事業に該当しています。来年3月31日まで、国と調整した事業について、こちらで予算が成立したら進めていくということでございます。
24 ◯新井委員
補助金の上手な活用は大変大事なことですので、これからもアンテナを高くし、充実した事業になるように、よろしくお願いします。ありがとうございます。
25 ◯名切委員
19ページの公園緑地維持補修事業費は、厚木公園の滑り台の老朽化ということですが、どれぐらいの年数なのか。また、同じように老朽化によって設置がえしなければならない遊具は市内にどれくらいあるか、つかんでいらっしゃいますか。
26
◯公園緑地課長
今回補正をお願いする公園緑地維持補修事業費、施設修繕費になりますけれども、今、名切委員がおっしゃられた厚木公園の滑り台につきましてもその1つでございます。今回の補正の全体をまず初めにお話しさせていただきますけれども、内容としましては、54公園の54基のブランコの修繕を行います。また、今おっしゃられた厚木公園の滑り台ほか7公園の遊具等の修繕を14基実施するものでございます。それと、まことに申しわけございませんが、厚木公園の滑り台の設置年数は今持ってございませんので、改めてご報告させていただければと思います。
それと、通常点検等における業者点検、また職員による点検、市民からの通報等によって現在把握している修繕が必要な遊具に関しては、今回の補正予算でいただければ完了できると考えてございます。
27 ◯井上(武)委員
19ページの荻野運動公園スポーツ施設リニューアル事業費はテニスコートが対象ということですけれども、このテニスコートの稼働率がわかればお願いします。
28
◯公園緑地課長
テニスコートの年間利用者数ということでお話しさせていただければと思います。過去3年間の数字でございますが、平成26年度が2万7321人、平成27年度が2万5792人、平成28年度が2万3314人となってございます。
29 ◯井上(武)委員
先ほどのご説明では人工芝の張りかえということでしたけれども、あのテニスコートはかなり広いのですが、あそこを全部張りかえるのか、もしくは傷んだ部分だけ張りかえるのか。あと、テニスコートは人工芝とか、サンドグラスというんですか、砂が敷いてあるものとか、いろいろなタイプがあると思うのです。そういうものを決定するのに、例えば一番使っていられる厚木市テニス協会から、アンケートとかどういうコートが一番いいかという意見の吸い上げは行われたのでしょうか。
30
◯公園緑地課長
まず初めに、今回のテニスコートの修繕でございますけれども、テニスコートにつきましては、人工芝の部分が4面ございます。全て張りかえということで、2715平方メートルを張りかえさせていただきます。あと、それ以外に壁打ちのコートがございます。その床部分はウレタン樹脂になりますが、その張りかえをさせていただきます。
あと人工芝の種類でございますけれども、今おっしゃられたとおり、砂入りの人工芝です。厚木市テニス協会とは、ふだんからいろいろな調整をさせていただいてございますけれども、今回の芝の選定につきましては、どこのテニスコートでも一般的に使われている人工芝を採用してございますので、具体的にどのような製品というところまでの調整はしていないということでございます。
31 ◯井上(武)委員
今回は荻野運動公園のテニスコートですけれども、市内にはほかにもテニスコートが幾つかあると思います。その中で、今まで使っていたハードコートの床部分が剥げてしまっているということで、要望を幾つかいただいたこともあるのですが、荻野運動公園以外の整備に関してどのようにお考えでしょうか。
32
◯公園緑地課長
荻野運動公園以外のテニスコートでございますけれども、現在、公園緑地課で管理させていただいているのが、鳶尾中央公園のテニスコート、また、宮の里のさぎさか公園のテニスコート等ございます。そこにおいても、やはりご要望はいただいてございます。荻野運動公園のテニスコートは有料施設でございますので、まず先行して整備させていただくものでございます。
33 ◯新井委員
今の井上武委員に関連してですけれども、テニスコートはベースラインから外の部分は扱いに入っているのかと、あわせて、ベースラインが劣化して剥がれているところもあったのです。夜間とかに何回か見に行くと、中学生等の若い方も高齢者もたくさんプレーしていて、大変危ない現状です。その辺を把握されているか、また、対応をどのように考えているか、お答えいただけますか。
34
◯公園緑地課長
今回の人工芝の張りかえは全面になりますので、今人工芝が張ってある全ての部分を張りかえます。コート内だけではないということです。
それと現状の傷み部分でございますけれども、このテニスコートは指定管理者に修繕をお願いしている部分もございます。そういう中で、部分的に張りかえをしている箇所等々がございますので、そういうところで多少段差ができたりという部分もございます。その辺を含めて今回補正をお願いしているところでございます。
35 ◯新井委員
別件で、17ページの道路施設維持管理事業費増の3000万円につきましては、内陸工業団地のイチョウの剪定とお伺いしているのですが、間違いないでしょうか。
36
◯道路維持課長
場所につきましては、新井委員がおっしゃるとおり、内陸工業団地の東側、南側につきましては藤塚みどり公園から北に向かって愛川町の行政界まで、溝野日影坂上線の交差点までのおおむね1000メートルの西側、工業団地側の街路樹の剪定及び伐採を行うものでございます。
37 ◯新井委員
この部分については、以前から何か問題があって今回予算増というか、事業費をつけたということですか。
38
◯道路維持課長
今回補正に上げさせていただきましたのは、ここのイチョウの木がかなり巨木化して、枝葉がかなり車道側に張り出しています。場所的に内陸工業団地ということで、企業の車がかなり通ります。自動車販売事業者の新車を運ぶトレーラーが通るときに傷がついてしまうという情報をいただきまして、これはすぐに何とかしなければいけないということで、今回、補正という形をとらせていただきました。
39 ◯新井委員
ここの部分はそういう対応でしっかりできるということですけれども、ここと似た現状で今把握されているところはございますか。
40
◯道路維持課長
厚木市の街路樹は全体で1万本程度ございます。これを維持管理していかなければいけないということで、基本的には2年に1回剪定をして形を整え、歩行者、車両等に影響を及ぼさないようにしていくのが本来でございますが、実質、剪定等のサイクルは3年に1度が実情ということで、邪魔という通報はちょこちょこいただくので、そのときに緊急的に対応しているところでございます。
41
◯公園緑地課長
先ほど名切委員から厚木公園の滑り台のお話がございましたが、設置は平成12年でございます。
42 ◯寺岡委員
19ページの一番上の公園緑地維持管理事業費ですが、310万円ということで、何カ所かの公園の排水溝の汚泥処理だと思います。これに関しては汚泥をしゅんせつして搬出する費用まで入っているのかと、それから、当初予算の中にこういう排水溝の維持処理管理費用はどのくらい入っているのか、その点を先にお願いします。
43
◯公園緑地課長
今回のしゅんせつの費用で3公園を予定してございます。今回、ふたのかかっている側溝とか暗渠になっているところを、業者により、ジェットという専門機械で圧をかけて清掃する形になってございます。そこから出てきた土砂は産業廃棄物になりますので、運搬と処分費も含めて予算計上させていただいているところでございます。
あと、公園緑地維持管理事業費の中の、今回、手数料でございますけれども、当初予算に709万4000円ほど計上させていただいてございます。その中には公園の剪定、除草、しゅんせつ等も含まれてございますが、今回は規模が大きいということで補正予算をお願いしているものでございます。
44 ◯寺岡委員
その原因ですが、例えば近年の大雨とかが影響しているとか、これまでに比べて急にそういうものがふえているとか、そういうあたりはいかがですか。
45
◯公園緑地課長
今おっしゃられたとおり、近年、集中的に豪雨になる部分もございます。それも1つの要因かと考えてございますけれども、やはり公園ですので舗装してございませんので、土砂とか、あと周辺には樹木等もございますので葉っぱとか、そういう経年の堆積が一番大きい部分かなと考えてございます。
46 ◯寺岡委員
続きまして17ページの下のほう、道路維持補修事業費増が1億5710万円と少し大きいのですが、舗装損傷箇所11路線と伺っているのですけれども、舗装しなければいけない原因分析はどうされているのかと、補修要因の傾向はどうでしょうか。
47
◯道路維持課長
舗装の補修でご質問でございますが、路線工事11路線ということで、今回補正予算を上げさせていただいております。道路の舗装は、通常、経年劣化するということで、寿命が10年と言われておりますが、大型車が特に通るところとか、ねじれる交差点の部分とかが特に傷むところでございます。今回路線工事として上げさせていただきましたのは、今まで、少し亀裂が入るとか振動があるとかで部分的な補修を何回も重ねてまいりまして、経過観察をずっとしてきたところ、やはり傷みぐあいがかなりひどいと現地で判断し、それに基づいて今回、11路線に絞らせていただきまして、補正予算を組ませていただいているところでございます。
48 ◯寺岡委員
今おっしゃったとおり、経年劣化に加えて、例えば交通量が多くなったり、大型車の通る量とかがあると思うのですけれども、やはり剥がれてしまっているところが以前よりも多く見受けられるのです。例えば施工方法とか材料とかの要因分析はいかがでしょうか。
49
◯道路維持課長
傷みぐあいの判断ということで、私ども、舗装の健全度という言い方をしているのですが、FWD調査といいます。どういう調査かといいますと、衝撃を既存の舗装に与えて、離れたある一定のポイントでたわみぐあいを測定して、舗装の健全度を判断してございます。その健全度によりまして、要はどのような舗装構成にするのか。例えばアスファルトの部分だけでいいのか、路盤まで行わなければいけないのか、その下の路体まで改良しなければいけないのか、そうでもなければ上を5センチメートル削って表層だけでいいのか、その辺の判断をさせていただいております。
50 ◯難波委員
今の寺岡委員の質問に関連してですけれども、市内にはほかにも修繕が必要な場所がたくさんあると思うのですが、今回この11路線に決めた経過と、道路維持課長の説明で、亀裂が入ったところを簡易的な修繕をしてきたとありましたが、よく地域の方が頼むと、とりあえず道路補修事務所で修繕という流れもあると思います。これは道路補修事務所で対応しよう、これは打ちかえも含めてきちんと予算をとってやろうという見きわめは、どういう形でされているのですか。
51
◯道路維持課長
まず、補修の方法といたしましては、3つの段階に分かれると思っております。本当に簡易的な、例えば道路に穴があいてオートバイがこけてしまうような、本当に小さいものにつきましては、道路補修事務所の職員の手で補修が可能かなという判断をしております。それがまた少し広がって、例えば10メートルぐらいクラックが入って穴があいている等については、切り取って新しい舗装にしたりするということで、業者が施工する小規模な緊急工事、これが2つ目の段階。さらに、その路線全体が継ぎはぎだらけで、簡易的な補修はもう難しいということであれば、切削して表層だけ打ちかえるのか、舗装を全部打ちかえるのか調査して、打ちかえを実施する。その3段階に大体分かれるのかなと思います。
52 ◯難波委員
わかりました。
もう1つ、先ほど新井委員が言われていた街路樹の剪定ですけれども、内陸工業団地は確かに道路が広いのもあって、大型車両が通りやすい部分もあると思います。市内の一般路線でバス通りなども、街路樹が伸び過ぎていて、路線バスの通行に支障があるような場所も幾つかあると思うのですけれども、その対応はどうされているのか、伺いたいと思います。
53
◯道路維持課長
先ほども少し触れさせていただいたのですが、街路樹の維持管理について、車、歩行者等に影響を及ぼすような箇所につきましては、電話等のご連絡もございますが、道路補修事務所で毎日パトロールをしてございます。また、定期的に道路部サイドでもパトロールをして、その中で支障がある部分等を把握してございます。バスに限ったものではございませんが、全体的に支障があるところについては、緊急工事等で対応しているのが実情でございます。
54 ◯新井委員
17ページの道路維持補修事業費増とあわせまして、先ほど私からお話しさせていただいた道路施設維持管理事業費増に関連してですけれども、今もお話しいただいたように、街路樹については1万本の維持管理をしているということです。そして今、難波委員からもあったように、例えば道路の修繕についても道路補修事務所を中心にパトロールを通してやられているわけですけれども、先ほどもあったように電話での情報提供等々のシステムづくりというか、本当に限られた職員の中で、1万本の街路樹を維持したり、隅々まで道路の補修に当たるというのは、厳しい現状にあるのだろうなと。ですから、日ごろからの皆様方のご尽力に感謝を申し上げているのですけれども、あわせまして、道路補修事務所や道路部のパトロールだけではなくて、情報が上がってくるようなシステムづくりと申しますか、現状の職員が少しでもほかのところに回せるような形というか、漠然として申しわけないのですけれども、そういうシステムづくりは現状どうでしょうか。
55
◯道路維持課長
道路の損傷に対する情報はかなり多くございます。現状は、夜や休日につきましては当直のほうに市民の方から、こういう状況だから何とかしてくれという情報が来ておりまして、24時間365日体制にしているところでございます。パトロール等でふだん見ているところもございますが、量的にかなり多く、100%の情報はなかなかつかみづらいところがございます。さらにいかに情報を得るかは考えているのですが、今、情報政策課で、スマートフォンで撮って送っていただくというのもプラスアルファでさらなる情報を得るということで、そのような話も検討しているところでございます。
56 ◯新井委員
今ご説明いただいたスマートフォンからの情報提供というのは、実績として把握されている部分はございますか。
57
◯道路維持課長
まだ運用はされていませんので、これからですが、どのぐらい来るかは想定してございません。
58 ◯新井委員
日ごろからご努力いただいていますのは十分承知の上で、これからも安心安全で快適な環境づくりにお努めいただきたいということをお願い申し上げます。
59 ◯井上(敏)委員長
ほかになければ質疑を終結いたします。
討論に入ります。──別になければ討論を終結いたします。
採決いたします。
議案第60号 採決───起立全員で原案のとおり可決
60 ◯井上(敏)委員長
ここで10分間休憩いたします。
午前9時46分 休憩
───────────
午前9時53分 開議
61 ◯井上(敏)委員長
再開いたします。
日程4 議案第61号 平成29年度厚木市公共用地取得事業特別会計補正予算(第1号)〔所管科目〕
62 ◯井上(敏)委員長
日程4 議案第61号 平成29年度厚木市公共用地取得事業特別会計補正予算(第1号)所管科目を議題といたします。
提案者の説明を願います。
63 ◯幹線市道担当課長
ただいま議題となりました議案第61号 平成29年度厚木市公共用地取得事業特別会計補正予算(第1号)のうち、当委員会所管科目につきましてご説明申し上げます。
公共用地取得事業特別会計補正予算に関する説明書の8ページ、9ページをお開き願います。上段の歳入からご説明申し上げます。
繰入金でございます。一般会計繰入金につきましては、事業の前倒しに伴う事業費等の経費に対応するため増額するものでございます。
市債でございます。公共用地先行取得事業債の厚木環状2号線用地取得事業債につきましては、歳出事業の厚木環状2号線用地取得事業費(継続費)に活用するため増額するものでございます。
続きまして、歳出につきましてご説明いたしますので、下段をごらんください。
公共用地先行取得事業費の厚木環状2号線用地取得事業費(継続費)につきましては、事業を前倒しして実施するため増額するものでございます。
続きまして、継続費及び地方債につきましてご説明申し上げますので、3ページにお戻りください。
第2表の継続費補正の変更でございますが、国土交通省による用地交渉が順調に進んでいることに伴い、平成29年度に事業を前倒しして実施するため、各年度の年割額を変更するものでございます。
次に、第3表の地方債補正の変更でございますが、厚木環状2号線用地取得事業につきましては、厚木環状2号線用地取得事業費に活用することに伴い、借入限度額を増額するため変更するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審査くださるようお願い申し上げます。
64 ◯井上(敏)委員長
質疑を行います。──別になければ質疑を終結いたします。
討論に入ります。──別になければ討論を終結いたします。
採決いたします。
議案第61号 採決───起立全員で原案のとおり可決
日程5 議案第62号 平成29年度厚木市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
65 ◯井上(敏)委員長
日程5 議案第62号 平成29年度厚木市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案者の説明を願います。
66 ◯下水道総務課長
ただいま議題となりました議案第62号 平成29年度厚木市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。
恐れ入りますが、1ページをお開きください。債務負担行為の補正でございますが、厚木市公共下水道事業に関し、地方公営企業法の一部、財務規定を適用し、平成32年4月に企業会計に移行することに伴い、必要なシステムを構築するため、厚木市公共下水道事業企業会計システム構築業務委託経費につきまして追加するものでございます。
以上でございます。よろしくご審査くださるようお願い申し上げます。